「アマゾンのバイアグラ」という異名を持つムイラプアマ(Muira puama)
ムイラプアマはアマゾンの熱帯雨林で植生する「薬草」で、ムイラプアマをハーブとして古くから利用しているイギリスでは、英国ハーブ医療アソシエーション(参考/British Herbal Medicine Association)にて、男性の性機能回復におすすめの「ハーブ」として推奨していたりもします。
今回は、そんなムイラプアマに、どんな効果・効能があるのかということを見ていきたいと思います。
ムイラプアマの効果・効能
ムイラプアマの効果・効能に関する研究には、以下のようなものがあります。
〇学習・記憶に関する効果・効能
ムイラプアマを投与したマウスによる研究では、短期記憶および長期記憶の強化につながる可能性があることが分かっています。
ただし、この研究に関しては、有効性の検証という意味では、まだ実験レベルとのことです。
〇抑うつ効果
こちらもラットによる研究が行われておりまして、ムイラプアマが他の薬剤との相互作用により、抑うつ効果がある可能性が指摘されています。
〇勃起機能の向上
フランスの性科学インスティテュートによって、262人の男性を対象に行った実験では、1日あたり1~1.5gのムイラプアマを摂取したところ、2週間以内に51%の男性が勃起機能が向上したという”自己申告”を得られたという研究結果があります。
〇性欲アップ
上記と同じ実験での回答になるのですが、262人の男性を対象に行った実験では、1日あたり1~1.5gのムイラプアマを摂取したところ、2週間以内に62%の男性が性欲がアップしたという”自己申告”が得られたという研究結果があります。
ちなみに、古くからムイラプアマをハーブとして愛飲している地域では、ムイラプアマのことを”媚薬”としても有名だったようです。
ムイラプアマの効果・効能についての個人的な感想
ムイラプアマ単体が男性の勃起機能にどれほどの改善効果があるかというのは、上記の研究結果を見る限り、”未知数”というのが正直なところです。
マカやクラチャイダムのように、天然由来の植物として、アルギニンやポリフェノールなどの成分が入っているということが明らかになっていれば納得がいくのですが、臨床研究では、ほとんどが実験レベルで、その効果に関する言及もほとんどが「可能性がある」に留まっていますので、何とも言えません。
とは言え、英国ハーブ医療アソシエーションをはじめ、欧州や南米を中心に、古くからハーブ医療分野で利用されているという「実績」もありますので、継続的に摂取を続けることで、緩やかに性機能の改善をサポートしてくれる可能性があるのは、間違いなさそうです。
ムイラプアマ単体で男性の勃起機能の改善に過剰な期待を寄せることは禁物ですが、他の食材などとの相互作用や相性さえよければ、勃起機能の改善が期待できるというのが、筆者の現状での認識です。
なお、個人的には、古くから”媚薬”としても重宝されていたという点には強い関心を持っておりまして、加齢や疲労などが原因で、性欲ダウンに悩んでいる人にとっては、貴重な選択肢の一つになり得るのではないかと思います。
ムイラプアマの副作用について
ムイラプアマは天然由来の成分であることから、基本的には副作用はありませんが、ただ、過剰に摂取し過ぎると、「不眠症」になってしまう可能性があることが分かっています。
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